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歯科医院経営を科学する~なぜあのクリニックは売上が120%も伸びたのか?集患・自費率・治療単価で見るべきポイント~

なぜあのクリニックは売上が120%も伸びたのか…? その秘密を、集患・自費率・治療単価といった具体的な指標から分析し、 歯科医院経営の成功ポイントを分かりやすく解説します。

本セミナーでは、実際の歯科医院の事例を元に集患・自費率・治療単価で見るべき具体的なポイントを徹底解説します。

ウェビナー概要

こんな先生におすすめ
歯科医院経営に課題を感じている先生
売上アップを目指している先生
経営戦略を立てたいけど、何から始めたらいいか分からない先生

【動画の内容】
0:00 オープニング
0:45 挨拶
1:38 セミナー概要
2:32 会社概要
2:57 事業紹介
3:16 経営理念
3:47 講師紹介
4:34 歯科医院経営の経営課題
5:09 課題意識に関するアンケート結果
6:10 経営の全体像
8:00 経営戦略と目標達成
9:26 成功する医院経営のポイント
11:16 事業戦略策定
13:46 課題の抽出と整理
16:17 KPI設定
17:01 実施例:アポイントのキャパシティと治療単価
18:07 実施例:院内マーケティングとメニュー
19:12 実施例:競合調査と差別化
20:02 実施例:料金表・治療内容・アクセス情報
21:16 実施例:人・物・金
21:33 実施例:SWOT分析
24:25 実施例:KPI設定
27:01 実施例:KGI設定
28:10 実施例:料金設定と治療計画
ぜひ最後までご覧ください。

はじめに
近年、歯科医院を取り巻く環境は厳しさを増しています。
少子高齢化による患者数の減少、競合医院の増加、保険診療報酬の改定など、
経営を圧迫する要因は枚挙にいとまがありません。

このような状況下で、安定した経営を続けていくためには、
データに基づいた科学的なアプローチが不可欠です。
感覚的な経営判断ではなく、
具体的な数値に基づいた戦略策定と実行が求められます。

今回は、歯科医院経営の成功ポイントを、
「集患」「自費率」「治療単価」
という3つの具体的な指標から解説していきます。
なぜあのクリニックは売上が120%も伸びたのか…?
その秘密を紐解き、
明日から実践できる経営改善のヒントを見つけていきましょう。
歯科医院経営におけるよくある課題
多くの歯科医院経営者が抱える悩みとして、以下のようなものが挙げられます。

・何を改善すれば経営が安定するのかわからない
・漠然とした課題意識はあるが、具体的な改善策がわからない

売上アップ、患者満足度向上、スタッフの定着率アップなど、
目指す方向性は明確でも、
具体的な現状把握と改善策の立案ができていないケースが多く見られます。
経営戦略策定の全体像:目標達成のためのフレームワーク
歯科医院経営においても、
他のビジネスと同様に経営戦略が重要となります。
売上・利益を上げる、
人事・組織面を強化する、
多岐にわたる経営課題を解決し、
目標達成へと導くための道筋を明確にする必要があります。

そのために有効なフレームワークとして、
「ミッション・ビジョン・バリュー」を軸とした
体系的な経営戦略策定が挙げられます。
これらの要素を明確化し、
事業戦略・事業計画・KPI・人材育成といった
具体的な施策へと落とし込んでいくことで、
より効果的な経営改善を進めることができるでしょう。

【ミッションステートメント】
経営理念:自院の存在意義
ビジョン:目指す将来像
バリュー:行動指針

【全体目標設定】
・経営目標:売上目標、利益目標など
・顧客価値:患者さんにどのような価値を提供するのか
・事業プロセス:業務フロー、オペレーションの改善
・人材組織:採用・教育・評価・組織体制

【各目標達成のための施策】
・事業戦略:上位目標達成のための、市場における競争優位性の確立や差別化戦略
・事業計画:上位目標達成のための、市場における競争優位性の確立や差別化戦略に基づく、具体的な方針
・KPI:上位目標達成のための、市場における競争優位性の確立や差別化戦略に基づく、具体的な方針に基づいた、事業計画の進捗や達成度を測る指標(数値目標)
・人材の役割:ミッションステートメントやKPIを分かりやすく落とし込み、個人レベルの行動に落とし込む
具体的な事例:売上120%アップのクリニックは何をしたのか?
具体的な事例を交えながら、
歯科医院経営の成功ポイントをさらに詳しく見ていきましょう。

1. 環境分析:現状把握と課題の抽出

例えば、年間売上9,000万円のクリニックが、
1億円を超える売上を目指すケースを考えてみます。

まず必要なのは、現状をしっかりと把握し、
課題を明確にすることです。
現状把握ができていないまま目標を立てても、
課題の質が低く、
的外れな戦略・計画となってしまいます。

現状把握のためには、
外部環境分析と内部環境分析が重要になります。

・外部環境分析
⚪︎市場規模: 歯科医療業界全体の動向、競合医院の状況、地域特性などを分析
⚪︎患者ニーズ: 患者層の属性、治療に対するニーズ、情報収集方法などを分析
・内部環境分析
⚪︎自院の強み・弱み: 専門分野、設備、スタッフのスキル、経営状況などを分析
⚪︎治療単価・自費率: 保険診療・自費診療の割合、診療報酬、材料費などを分析
⚪︎スタッフの稼働率: 1ユニットあたりの診療回数、アポイント管理、チェアタイムなどを分析

これらの分析結果をSWOT分析などのフレームワークを用いて整理することで、
自院の置かれている状況、
克服すべき課題、
活かせる強みなどが明確になり、
より効果的な戦略を立てることができるでしょう。

2. KPI設定:具体的な数値目標と達成プロセス

環境分析に基づいて課題が明確になったら、
次は具体的な数値目標を設定し、
その目標達成のためのプロセスを設計します。

例えば、売上アップを目標とする場合、
単純に売上金額だけを見るのではなく、
患者数」「治療単価」「稼働率」といった
KPIを設定し、
それぞれの現状値と目標値を明確化します。
例えば、
「新規患者数を月間〇人増やす」
「自費率を〇%向上させる」
「1ユニットあたりの診療回数を〇回増やす」
といった具体的なKPIを設定することで、
目標達成に向けた進捗状況を
より正確に把握できるようになります。

3. 実行とレビュー:PDCAサイクルによる継続的な改善

戦略・計画に基づいて具体的な施策を実行に移し、
その結果を定期的にレビューすることで、
さらなる改善につなげていくことが重要です。

例えば、
ホームページやSNSを活用した情報発信、
地域医療機関との連携強化、
院内掲示による自費診療メニューの紹介など、
様々なプロモーション施策を実行し、
その効果をKPIの推移から分析します。

そして、分析結果に基づいて施策内容を見直し、
改善を加えながら、
PDCAサイクルを回していくことで、
より効果的な経営戦略を実現できるでしょう。
まとめ
今回は、
「歯科医院経営を科学する」
というテーマで、
売上アップのための具体的な指標や戦略策定の全体像について解説しました。

ポイントは、
以下の3点です。

1.環境分析: 外部環境と内部環境を分析し、現状を把握し課題を抽出する
2.KPI設定: 売上目標を分解し、具体的な数値目標と達成プロセスを明確にする
3.実行とレビュー: 計画に基づいて施策を実行し、その結果を分析・改善する

これらのポイントを意識することで、
より効果的かつ効率的な歯科医院経営を実現できるはずです。

ぜひ今回の内容を参考に、
自院の経営改善に取り組んでみて下さい。

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